ホルムズ海峡の閉鎖問題で、どの国のタンカーが通過できる、といったニュースも目にするが、どのくらいのタンカー(100グロストン以上)があるのかをみてみた。データはUNCTADからの引用であるが、タンカーに関しては、船籍毎のデータしかなく、運用国毎(便宜置籍船をどの程度運用しているか)は不明なので、船籍毎を掲載する。
- 2025年の全世界のタンカーの総トン数(グロストン)は3.6億トン
- 隻数は12,370隻なので、単純な平均では29,485トン/隻
- トン数で一番多いのは、マーシャル諸島船籍タンカーで、5,761万トン(963隻)、平均59,822トン/隻
- 次に、リベリア船籍タンカーの5,688万トン(907隻)、平均62,714トン/隻
- そして、パナマ船籍タンカーの4,601万トン(977隻)、平均47,091トン/隻
- これら上位3ケ国で、全体の44%を占める
- 日本は486万トン(663隻)、平均7,326トン/隻
- これらは主に国内航路向けと思われ、大型タンカーは、リベリアやパナマなど便宜置籍船を運用していると思われる
- アメリカは261万トン(73隻)、平均35,781トン/隻
- ギリシャ、中国、日本などの主要運用国は、多数の便宜置籍船を活用しており、タンカーを船籍でみるのか、運用国でみるのかによって大きく違ってくる

横軸にトン数(1000グロストン)、縦軸に隻数をとった散布図でみると、
- マーシャル諸島、リベリア、パナマ船籍のタンカーは隻数もトン数も大きい
- 中国は、隻数は多いが、トン数はさほど大きくないので、中国籍タンカーは、主に国内航路向けと思われる
- 日本も主として国内航路向けと思われる

2025年 タンカー船籍国別 トン数(1000グロストン)、隻数、平均トン/隻

(データ:UNCTAD)
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