連邦政府の閉鎖が終わり、ようやく2025年8月の貿易統計の数字が掲載された。もちろん、9月、10月分はまだ掲載されていない。10月の雇用統計は発表されないようであるし、アメリカ統計の信用にかかわる問題だと思う。
2025年8月単月の輸出額は1,797億ドルで、7月(1,751億ドル)から2.6%増加。8月の輸入額は2,584億ドルで、7月(2,882億ドル)から10.3%減少。8月の貿易収支はマイナス787億ドルで、7月の1,130億ドルから30.4%の減少であった。2025年1~3月に駆け込み需要で大幅に増加した輸入が、6月以降減少しており、それにより、短期的な貿易収支は改善している。
月次を2024年同月比でみてみると、輸出は、ほぼ同水準で推移しているが、輸入は、やはり1~3月に大幅に増加後、8月に大きく減少している。それに伴い、貿易収支は、1~3月に大幅に増加後、8月に減少に向かっている。


1月~8月の小計でみると、2025年の輸出小計額は1兆4,289億ドルで、2024年の1兆3,742億ドルから4.0%増加している。2025年輸入小計額は2兆3,050億ドルで、2024年の2兆1,230億ドルから8.6%の増加。2025年貿易収支額は8,761億ドルで、2024年の7,487億ドルから17.0%増加している。輸出は伸びているものの、輸入の伸びが上回っており、貿易収支は1,273億ドル(17.0%)とも中期的には悪化している。


【注記】
データの引用元は、ITC (U.S. International Trade Commission)。
輸出額は、ITC データベースの輸出合計 (Exports: Total)。
輸入額は、後日、関税率などを算定すること等もあり、一般輸入額 (Imports: General)ではなく、消費用輸入額 (Imports: Consumption)の関税評価額(Customs Value)を引用している。
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