日本からの船舶輸出の状況をみてみた。
船舶は、漁船やヨットなどプレジャーボートを除く貨物船など商船のみとした(HSコード:89.01 / 客船、遊覧船、フェリーボート、貨物船、はしけその他これらに類する船舶(人員又は貨物の輸送用のものに限る。))。
2025年1月~10月小計では、輸出トン数844万トン(293隻)、輸出金額1兆3,891億円で、2024年同時期と比較すると、輸出トン数で9.8%増(隻数は6.4%減)、輸出金額では10.3%増となっている。

2024年通年で輸出先を国別でみると、パナマ向けが352万トン、5,970億円(41%)で圧倒的に多く、次に、シンガポール向けの157万トン、2,840億円(20%)、そして、リベリア向けの150万トン、2,420億円(17%)で、上位3ケ国で全体の78%を占める。
2025年1月~10月小計を輸出先を国別でみると、パナマ向けが364万トン、6,051億円で、10月時点で昨年通年をすでに超えている。また、アメリカ向けは2024年通年では、13万トン(2隻)、138億円あったのが、2025年10月時点ではゼロとなっている。また、中国向けでは、2024年通年ではゼロであったのが、202年1月~10月小計では、1万トン(1隻)、39億円となっている。

2024年通年で輸出単価(百万円/隻)でみると、パナマ向けが54億円/隻、シンガポール向けが67億円/隻となっている。

2024年、2025年1月~10月 日本からの船舶輸出状況

(データ:財務省貿易統計)
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