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アメリカ 主要項目 消費者物価指数 2025年~11月

アメリカ都市部の主要品目の消費者物価指数(CPI:1982-1984年時点を100、季節調整済)をみてみた。

全ての品目の2025年11月のCPIは325で、対昨年同月比で2.7%上昇全ての品目で上昇傾向となっている(10月は連邦政府機関閉鎖で欠測となっている品目あり)。特にガソリン等、春から夏にかけて下降していた品目も8月以降、再上昇に転じており、これらが関税の影響かどうかの注視が必要と思われる。

2024年1月~2025年11月 主要都市部の主要品目消費者物価指数(1982-1984年時点を100、季節調整済)

全ての品目では、2025年11月のCPIは325で、対昨年同月比で2.7%上昇。2024年1月以降、常に上昇傾向(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.2%上昇)。

ガソリンでは、2025年11月のCPIは284で、対昨年同月比で0.9%上昇。2025年春から夏にかけて下降したが、8月以降上昇に転じている(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.2%減少)。

新車では、2025年11月のCPIは179で、対昨年同月比で0.6%上昇。2025年6月、7月に下降したが、8月以降上昇に転じている(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.0%)。

食料では、2025年11月のCPIは342で、対昨年同月比で2.6%上昇。2024年1月以降、常に上昇傾向(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率2.6%)。これが消費者にとっては、一番物価高に感じる品目ではないかと思われる。

電気では、2025年11月のCPIは300で、対昨年同月比で6.6%上昇。2024年1月以降、常に上昇傾向(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.4%)。これも物価高を感じる品目と思われる。

住宅では、2025年11月のCPIは351で、対昨年同月比で0.3%上昇。2024年1月以降、常に上昇傾向(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.3%)。

衣料では、2025年11月のCPIは132で、対昨年同月比で0.1%上昇。2025年1月に下降したが、それ以降再上昇に転じている(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.1%)。

医療では、2025年11月のCPIは640で、対昨年同月比で3.3%上昇。2024年1月以降、常に上昇傾向(2024年1月~2025年11月間の月次平均変動率0.3%)。これも消費者にとって、物価高を感じる品目と思われる。

(データ:FRED)

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