トランプ政権の4月2日からの関税は、黒字国には課さないとか、調整可能とか、まだ、実態がつかめないが、2022年~2024年の国別(輸出入全体)での貿易収支をまとめてみた。
2024年通年で、アメリカから見て、貿易赤字が一番大きかったのは中国のマイナス2,862億ドル、次いで、メキシコのマイナス1,698億ドル、そして、ベトナムのマイナス1,283億ドルと続く。日本はマイナス715億ドルで7番目となっている。
2022年~2024年 アメリカからみた貿易赤字トップ20ケ国(百万ドル)

一方、2024年通年で、アメリカから見て、貿易黒字が市場の大きかったのは、オランダの577億ドル、次いで、香港の220億ドル、そして、UAEの197億ドルと続く。米国連邦政府の正式統計サイト(ITC)では、香港はひとつの国として、扱われているが、関税の対象としては、中国の一部としてカウントされるのであろうか?
2022年~2024年 アメリカからみた貿易黒字トップ20ケ国(百万ドル)


2024年 アメリカからみた貿易黒字・赤字トップ20ケ国散布図(円の大きさは輸出額相当)
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2024年の国別X分野別のトップ20は【アメリカ 貿易収支(国別x分野別) 赤字、黒字 トップ20】参照のこと。
【注記】
データの引用元は、ITC (U.S. International Trade Commission)。
輸出額は、ITC データベースの輸出合計 (Exports: Total)。
輸入額は、後日、関税率などを算定すること等もあり、一般輸入額 (Imports: General)ではなく、消費用輸入額 (Imports: Consumption)の関税評価額(Customs Value)を引用している。