アメリカの消費者物価指数(CPI)の昨年からの動きをみてみた。
2024年1月と2025年1月の比較では、全項目で、3.0%増加(基準年1982-1984年)、各分野でも全て上昇しており、一番上昇率が高かったのはハウジングの3.85%、次いで、交通の3.06%であった。一方、各分野の詳細では、ハウジングの中の燃料油、交通の中の新車、ガソリン、レクレーションの中のペットフード、おもちゃ、教育通信の中の通信が、下降しており、新車とガソリンが下がっているのは注目に値する。しかし、それら両方とも2024年12月から2025年1月では上昇しており、対昨年比の上昇率も0.2~0.3%と非常に低いので、2月の動向如何でやはり上昇ということにもなってくると思われる。
アメリカ 消費者物価指数(2024年1月、12月、2025年1月)(基準:1982-1984年もしくは1997年12月を100とする)


(データ:Federal Reserve Bank of St. Louis)