日本の2025年通年の輸出入、貿易収支のデータをみてみた。
2025年の日本からの輸出額は110兆4,448億円で、2024年から3.1%増。2025年の輸入は113兆932億円で、2024年から0.3%増。2025年の貿易収支は2兆6,485億円の赤字で、2024年から52.9%の貿易赤字減少。輸出の伸びが輸入を上回ったことから、貿易収支は大きく改善しているが、以前、貿易赤字の状況が続いている。

1979年~2025年の日本の輸出入、貿易収支の推移をみてみると、2011年に貿易赤字となって以来、15年間の中で黒字の年は2016年、2017年、2020年の3回のみ。

過去10年(2016年~2025年)の年平均成長率では、輸出が4.7%、輸入が5.5%と、輸入の伸びの方が大きくなっている。

次に、2025年の日本からの輸出額を地域別でみると、やはり中国を含めたアジアが50%と圧倒的に多く、次いで、北米の27%、そしてヨーロッパ(西欧)の10%と続く。アジアの中で中国が占める割合は、31%(全体の17%)なので、極端に中国一辺倒とまではいっていないといえる。

2024年と2025年の輸出入変動額を散布図にしてみると、アジア向けが輸出入ともに一番大きく伸びており、北米は、輸入額はほぼ横ばいで、輸出額のみが大きく減少している状況。
2024年、2025年の輸出入変動額の散布図(縦軸:輸入変動額、横軸:輸出変動額) (百万円)

2025年 日本からの輸出額(地域別) (百万円)

2024年、2025年の輸出入、貿易収支の推移(地域別) (百万円)

2025年の日本からの輸出額を国別でみると、アメリカ向けが18%でトップ、次いで中国向けの17%、そして台湾向けの7%となっている。

アメリカへの輸出は、2024年の21兆2,948億円から2025年は4.1%減少し、20兆4,138億円となっている。また、中国からの輸入は、2024年には25兆3,132億円であったのが、2025年には5.5%増加し、26兆6,952億円となっている。それらの結果、アメリカとの貿易収支は、貿易赤字が12.6%減少、一方、中国との貿易収支は22.7%赤字が増加している。(*注:中国との統計は、輸出元、輸出先の小計法が違うことから、日本の統計では、日本が貿易赤字になっているが、中国の統計では、中国が貿易赤字となっている)。


主要国の2024年と2025年の輸出入の変動率を散布図にしてみると、輸出率が一番伸びているのはスイス向け、そして、香港、台湾向けと続く。輸入で一番伸びているのはメキシコ、そして、ベトナム、英国と続く。
2024年、2025年の輸出入変動額の散布図(縦軸:輸入変動率、横軸:輸出変動率) (%)

2024年、2025年の輸出入、貿易収支の推移(国別) (百万円)

(データ:財務省貿易統計)
コメント、ご質問、カスタマイズデータ収集、市場調査などは、こちらまで